【初心者向け】Googleアナリティクスって何?GA4の基本と活用術を徹底解説!
「うちのホームページ、どれくらいの人が見てくれてるのかな?」
「どんな人が、どのページを一番見てるんだろう?」
「せっかく作った記事、どこから来て読んでくれてるんだろう?」
ウェブサイトを運営していると、こんな疑問が次々と湧いてきますよね。
でもご安心ください!これらの疑問をバッチリ解決してくれる、とっても頼りになる無料のツールがあるんです。それが今回ご紹介する「Google Analytics(グーグルアナリティクス)」です!
この記事を読めば、ウェブサイトの「健康診断」ツールであるGoogle Analyticsの基本の「き」から、最近話題の「Google Analytics 4(GA4)」のすごいところまで、小学生でもわかるくらいバッチリ理解できます。
そして、ただ「知る」だけでなく、あなたのウェブサイトをもっともっと良くするための具体的な「活用のコツ」まで、ぎゅっと詰め込みました。最後まで読めば、今日からあなたのウェブサイト運営がグッと楽しく、効果的になるはずです!
1. Google Analytics(GA)って何? ウェブサイトの「健康診断」ツール!
Google Analytics(GA)は、ウェブサイトを運営する上で「なくてはならない」とっても重要なツールです。
例えるなら、あなたのウェブサイトが元気かどうかを教えてくれる「健康診断ツール」のようなもの。このツールを使えば、あなたのウェブサイトに「いつ、誰が、どこから、どんな目的で」やってきて、どんな風に過ごしていったのかを、詳しく教えてくれるんです。
しかも、このすごいツールが無料で使えるというのが驚きですよね!
Google Analyticsで何がわかるの?まるで探偵さんの秘密道具!
Google Analyticsには、たくさんの「探偵さんの秘密道具」のような機能が詰まっています。これらを使いこなせば、あなたのウェブサイトの「隠された真実」が見えてきます。
💡 Google Analyticsの「核心機能」をざっくり解説!
- リアルタイムレポート: 今、まさにサイトを見ている人が何人いるか、どのページを見ているかなど、「今の状況」をリアルタイムで見られます。
- オーディエンス情報: サイトに来てくれた人の「顔ぶれ」を教えてくれます。年齢や性別、興味があること(スポーツ好き、旅行好きなど)まで、細かく分析できます。
- トラフィックのモニタリング: どこからサイトに来たのか、「道のり」を教えてくれます。Google検索から来たのか、SNSから来たのか、広告から来たのかなど、その経路がわかります。
- 行動解析: サイトに来た人が「どんな動きをしたか」を教えてくれます。どのページを何分見たか、どこをクリックしたか、すぐに他のサイトに行ってしまったか(直帰率といいます)などがわかります。
- コンバージョンの測定: サイトで達成してほしい目標(例えば、商品を買う、資料請求する、問い合わせをするなど)が、どれくらい達成されたかを教えてくれます。
これらのデータがあるおかげで、「ああ、このページはすごく人気があるな!」「このページは、みんなすぐに出て行っちゃうから、もっと分かりやすくしないと!」といった具体的な改善点が見えてくるんです。
つまり、Google Analyticsを正しく使うことで、あなたのウェブサイトはもっとたくさんの人に来てもらえるようになり、もっと役に立つウェブサイトに成長できる、というわけです!
「GA4」って何? Google Analyticsの「進化版」が登場!
最近、「GA4」という言葉を耳にする機会が増えたかもしれません。これは「Google Analytics 4(グーグルアナリティクス フォー)」の略で、これまで使われてきたGoogle Analytics(Universal Analyticsといいます)の新しいバージョンなんです。
GA4は、インターネットの「今」の状況に合わせて、大きく進化しました。
例えば、スマホアプリとウェブサイトを両方持っている会社の場合、今までは別々にデータを見ていましたが、GA4なら両方のデータをまとめて分析できるようになったんです!まるで、別々だったパズルのピースが一つにつながったようなイメージですね。
さらに、ユーザーさんのプライバシーをしっかり守りながらも、機械学習(AIがデータを学ぶ技術)を使って、より深い分析ができるようになったのも大きな特徴です。
GA4は、これからウェブサイトを運営していく上で、ますます重要になってくるツールなので、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう!
2. Google Analyticsの「基本機能」をのぞいてみよう!
Google Analyticsにはたくさんの機能がありますが、まずは「これは知っておきたい!」という基本的な機能をいくつかピックアップして、分かりやすくご紹介しますね。
① どんな人がサイトに来てくれたの?「オーディエンス情報」
サイトを訪れてくれた人が、どんな人たちなのかを知るのは、とっても大切です。
例えば、「このサイトを見てくれているのは、20代の女性が多いんだな」とか、「実は、スポーツ用品に興味がある人がたくさん見に来てる!」ということが分かったら、その人たちに向けてもっと喜んでもらえるような記事や商品を提供できますよね。
Google Analyticsの「オーディエンス」レポートでは、次のような情報が見られます。
- 年齢層: サイト訪問者の年齢の割合
- 性別: 男女の割合
- 地域: どの国、どの都道府県からアクセスしているか
- 興味関心: どんなことに興味がある人たちなのか(スポーツ、旅行、テクノロジーなど)
- 使用しているデバイス: スマホから見ているのか、パソコンから見ているのか、タブレットから見ているのか
これらの情報から、あなたのウェブサイトの「理想のお客さん像」が浮かび上がってくるはずです。それによって、記事の内容を変えたり、写真の雰囲気を変えたりと、具体的な改善策が見えてきますよ。
② どこからサイトに来てくれたの?「トラフィックの出所」
「うちのウェブサイト、どこからみんな見に来てくれてるんだろう?」
これは、ウェブサイト運営者が一番知りたいことかもしれませんね。
Google Analyticsの「集客」レポートでは、ユーザーがあなたのサイトにたどり着くまでの「道のり」を教えてくれます。
- オーガニック検索: GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードを検索して、見つけてくれた場合。
- ソーシャル: Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSからリンクをクリックしてくれた場合。
- リファラル: 他のウェブサイトに貼られたリンクから来てくれた場合。
- ダイレクト: URLを直接入力したり、お気に入りからアクセスしてくれた場合。
- 有料検索: Google広告などの有料広告をクリックしてくれた場合。
このデータを見れば、「Google検索から来る人が多いから、SEO(検索エンジンで上位に表示されるための対策)を頑張ろう!」とか、「SNSからのアクセスが少ないから、もっと積極的に情報発信してみよう!」といったように、どこに力を入れれば良いかが分かります。
③ サイトでどんな動きをしたの?「行動解析」
サイトに来てくれた人が、実際に「どんな風に過ごしたのか」を知るのも、とっても重要です。
Google Analyticsの「行動」レポートでは、次のような情報が見られます。
- ページビュー数: どのページが何回見られたか。
- 平均滞在時間: ユーザーが各ページにどれくらいの時間いたか。
- 直帰率(ちょっき率): サイトに来て最初の1ページだけを見て、すぐに他のサイトへ行ってしまった人の割合。この数値が高いと、「思っていた情報と違った」「読みにくい」などの原因が考えられます。
- 離脱率: 特定のページからサイトを離れてしまった人の割合。
これらのデータを見ることで、「このブログ記事はみんな最後まで読んでくれてるな(滞在時間が長い)」「この商品ページは、来た人がすぐ帰っちゃうから(直帰率が高い)、写真をもっと魅力的にしてみよう」といった具体的な改善策を立てることができます。
⚠️ ちょっと待って!「直帰率」が高くても大丈夫な場合もある?
「直帰率が高い=悪いこと」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
例えば、電話番号だけを調べに来た人が、すぐにサイトを閉じるのは自然なことです。また、疑問をすぐに解決できる「Q&Aページ」なども、直帰率が高くなる傾向にあります。
大切なのは、「なぜ直帰率が高いのか?」その理由を考えることです。
④ 目標は達成できた?「コンバージョンの測定」
ウェブサイトには、必ず「達成したい目標」がありますよね。
- 商品の購入
- お問い合わせ
- 資料請求
- メルマガ登録
- 特定ページの閲覧(例えば、会社の「採用情報」ページを最後まで見た人)
このような、サイト運営者がユーザーにしてほしい「目標とする行動」のことを「コンバージョン(CV)」と呼びます。
Google Analyticsでは、このコンバージョンが「何回達成されたか」や「どのページから来た人が多く達成したか」などを測定できます。これにより、「この広告から来たお客さんは、商品を買ってくれる確率が高いな!」といったことが分かり、より効果的なマーケティング戦略を立てることができるようになります。
3. Google Analyticsを効果的に「使いこなす」コツと設定方法
せっかくGoogle Analyticsを導入するなら、最大限に活用したいですよね!ここでは、効果的に使いこなすためのステップと、最初の設定についてお話しします。
ステップ1:ウェブサイトに「探偵さんを送り込む」!トラッキングコードの設定
Google Analyticsがあなたのウェブサイトの情報を集めるためには、まずあなたのウェブサイトに「トラッキングコード」という特別なコードを埋め込む必要があります。このコードが、サイトに来た人たちの行動をこっそり見守り、Google Analyticsにデータを送信してくれる「探偵さん」のような役割を果たします。
WordPressのCocoonテーマを使っているなら、とても簡単に設定できますよ!
【Cocoonでの設定方法(簡単バージョン!)】
- WordPressの管理画面にログインします。
- 左のメニューから「Cocoon設定」をクリックします。
- 上部のタブから「アクセス解析」を選択します。
- 「Google Analytics設定」の項目で、「Googleアナリティクス測定ID」(GA4の場合は「G-」から始まるID)を入力する場所がありますので、そこにあなたのGA4の測定IDをコピペして貼り付けます。
- 「変更をまとめて保存」ボタンをクリックすれば完了です!
これだけで、あなたのウェブサイトに探偵さんが無事に送り込まれ、データの収集が開始されます。簡単でしょう?
ステップ2:サイトの「ゴール」を決めよう!目標(コンバージョン)設定
ただデータを集めるだけではもったいない!あなたのウェブサイトで、「どんな行動をしてもらったら嬉しいか」という「ゴール」をGoogle Analyticsに教えてあげましょう。
例えば、次のようなゴールが考えられます。
- お問い合わせフォームの「送信完了ページ」を見てもらう
- 特定の資料ダウンロードが完了したことを確認する
- 商品購入の「サンキューページ」にたどり着く
- 特定の動画を最後まで見てもらう
これらの目標を設定することで、「この目標はどれくらい達成されたんだろう?」ということをGoogle Analyticsが教えてくれるようになります。目標達成の状況が数字で見えるようになるので、モチベーションも上がりますし、「どこを改善すれば、もっと目標を達成できるか」が明確になります。
GA4では、この目標のことを「イベント」や「コンバージョンイベント」と呼びます。例えば、「フォーム送信」を目標にするなら、「form_submit」というイベントをコンバージョンとして設定する、といったイメージです。
ステップ3:常に「健康状態」をチェック!継続的なモニタリングと改善
健康診断は一度受けたら終わり、ではありませんよね?
Google Analyticsも同じで、一度設定したら終わりではなく、定期的にデータを見て、改善点を見つけることが大切です。
- 「アクセス数が急に減ったけど、何が原因だろう?」
- 「この新しく書いた記事は、思ったより読まれてないな。タイトルを変えてみようかな?」
- 「お問い合わせが増えたのは、どのページの改善が効いたんだろう?」
このように、データを見て疑問を持ち、改善策を考え、実行し、またデータで効果を確かめる…という「PDCAサイクル」を回していくことで、あなたのウェブサイトはどんどん成長していきます。
特にGA4は、ユーザーさんの行動をより深く理解できるように作られているので、ぜひその機能を活用して、ユーザーさんの「もっとこうしてほしい!」という声を見つけ出してくださいね。
4. 最新版!Google Analytics 4(GA4)って何が違うの?
いよいよ、Google Analyticsの最新版である「Google Analytics 4(GA4)」について、もう少し詳しく見ていきましょう!
これまで多くのサイトで使われてきた「Universal Analytics(ユニバーサルアナリティクス)」とは、考え方そのものが大きく変わりました。まるで、ガラケーからスマホに変わったくらいの進化なんです!
GA4の大きな特長その1:AIが「未来」を教えてくれる!「機械学習の強化」
GA4の最もすごいところの一つは、「機械学習(AIがデータを学習する技術)」が大幅に強化されたことです。
Universal Analyticsが過去のデータを分析するのに長けていたのに対し、GA4はAIの力を使って、「これから起こりそうなこと」を予測して教えてくれるようになりました。
- 「このサイトから、今後〇日以内に商品を買ってくれる人は、これくらいいるでしょう」
- 「〇日以内にサイトから離れてしまう可能性のあるユーザーは、これくらいいるでしょう」
といった予測データを出してくれるんです!まるで、未来を予測する予言者みたいですよね。
これにより、例えば「このままでは離脱しそうなユーザーさん」に向けて、早めにアプローチする、といった先手の対策が打てるようになります。
GA4の大きな特長その2:ウェブサイトとアプリ、まとめて見られる!「イベントベースのデータモデル」
Universal Analyticsでは、「ページビュー」(ページが見られた回数)がデータの中心でした。しかし、GA4では「イベント」という考え方がデータの中心になります。
「イベント」とは、ウェブサイトやアプリ上でユーザーが行った「あらゆる行動」のことです。例えば、こんなものがイベントとして記録されます。
- ページの閲覧(これもイベントです!)
- ボタンのクリック
- 動画の再生
- ファイルのダウンロード
- 商品カートへの追加
- 購入完了
この「イベント」を中心にデータを集めることで、ウェブサイトだけでなく、スマホアプリなど、ユーザーがどこでどんな行動をしたかを、まとめて分析できるようになりました。
これにより、例えば「このお客さんは、ウェブサイトで商品を見た後、アプリでカートに入れて、最終的にウェブサイトで買ったな」といった、ユーザーさんの複雑な動き全体を理解することができるようになったんです。パズルのピースがウェブとアプリの枠を超えて、すべてつながるイメージですね!
GA4の大きな特長その3:プライバシーにも配慮!「クッキーに頼らない測定」
最近、インターネット上では「プライバシー保護」がますます重要になってきています。
Universal Analyticsは、主に「クッキー(Cookie)」という仕組みを使ってユーザーの行動を追跡していました。しかし、プライバシー保護の動きが強まる中で、クッキーの使用に制限がかかるようになってきました。
GA4は、このような時代の流れに合わせて、クッキーに頼らない形でデータを測定する仕組みも持っています。これにより、ユーザーさんのプライバシーをしっかり守りながらも、大切なデータを集めることができるようになりました。
これは、世界中のプライバシーに関する法律に対応するためにも、とても重要な変化なんです。
GA4の大きな特長その4:欲しい情報がすぐ見つかる!「進化したレポート機能」
GA4のレポート画面は、Universal Analyticsとは見た目も使い方も大きく変わりました。
よりシンプルになり、ユーザーさんの行動を軸にしたデータが見やすくなっています。さらに、自分でレポートをカスタマイズできる自由度も増えたので、あなたが本当に知りたい情報を、もっと素早く、分かりやすく確認できるようになっています。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、触っていくうちにきっとその便利さに気づくはずです。
5. Google AnalyticsとGA4で、あなたのサイトをもっと良くしよう!
さて、今回はGoogle Analytics(GA)の基本と、最新版のGA4についてお話ししました。少しは「難しそう…」という気持ちが和らいだでしょうか?
Google Analyticsは、あなたのウェブサイトが今どんな状況で、これからどうすればもっと良くなるかを教えてくれる、まるで「優秀なアドバイザー」のような存在です。
このブログ記事で学んだことを活かして、今日からあなたのウェブサイトをもっともっと素敵な場所にしていきましょう!
今日からできる!GA4を活用するための3つのアクションプラン
- アクション1:まずはGA4を設定してみよう!
WordPressのCocoonテーマを使っているなら、簡単に設定できます。まずはトラッキングコードを埋め込んで、データの収集を始めてみましょう。 - アクション2:どんな人がサイトを見ているか、チェックしてみよう!
GA4の「ユーザー」レポートを見て、あなたのサイトにどんな年齢層や興味関心の人が訪れているかを確認してみてください。意外な発見があるかもしれませんよ。 - アクション3:一番見られているページを見つけてみよう!
GA4の「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」レポートで、どのページが一番見られているかをチェック。人気のあるページの共通点を見つけて、今後の記事作りに活かしましょう。
これらの小さな一歩が、あなたのウェブサイト運営を大きく変えるきっかけになります。ぜひ、Google AnalyticsとGA4をあなたのウェブサイトの「頼れる相棒」として、上手に活用してくださいね!
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